寿司ケーキ

雪で覆われた険しい森をたくさんの小人の人たちと進む

長い白髪の小人の王様は赤いとんがり帽をかぶって先頭を行く

小人の人たちはみんな鼻が高く尖っていて おじさん顔だった

蔓で出来た 今にもちぎれ落ちそうな吊り橋を渡ると巨木が立っていた

見た事ないけどたぶん屋久杉とかよりも大きくて

山みたいな岩みたいなその木の根元に向かって進み続けると

いつしか穴の中に入っていた

一見 巨木の根の穴のような暗いトンネルを王様は更に進む

途中からだんだんほのかに明るく炭坑のトンネルみたいに四角くなってきて

その先は木の内装が施されていた

壁の両側には額に入った小さな写真がポツリポツリと飾られて どれもとても古く色褪せている

奥に進む程 写真の額縁の数は増えたいき もう木の中に入った事なんて忘れていた

一番奥まで進むと行き止まり そこでやっと王様が止まった

雪の中を歩くよりトンネルの方がいいけれど 何の為にここまで歩いて来たんだろう

小人のみんなもわたしも静かになんだか不安だった
正面には木の根か蔓の絡まったもう長いこと閉まっているような木の扉

「これ開けるんスか?だいじょぶっスか?」と小人の一人が王様に聞く

小人の王様は小人の質問には答えずゆっくりとその扉を押し始めた 重たそうな扉がギィィと開く

開けちゃったよーとザワザワする

中はほんのり灯りがついていて外よりは明るいけれどやっぱり暗くてよく見えない

4段くらいの木の階段があり こわごわ登ると広いスペースになっていた

全体に布がかけられているので それが何でここが何なのか全く分からない

ここなに?
みんなそわそわしている 王様は黙って空間を観察している

右手奥に同じく布がかかった丘みたいな大きな物体があり それがかすかに動いた

キュッと空気が引き締まる

生き物?戦うの? 瞬時に思った事は皆同じだった

それでも小人の王様はフロアまで進んでしまう
すると、巨大な生き物らしき物体は突然かけられていた布を撥ね除けた

巨大な灰色の布が宙を舞った

ひょえー!一同の緊張とあれは何?という興奮がピークに達した

王様と側近だけは冷静にただそこへ立っている

やがてその巨大な生き物はむくっと起き上がりゆっくりとこちらを向いた

アッシュグリーンの肌をしたその巨大な生き物らしき物体は 巨人の人だった

恐怖で何人かの小人が騒ぎ入口辺りはパニック状態

そのうちの一人が「喰われるぞ」とわたしに耳打ちして逃げた

それでも王様と側近はフロアで平然としている

その王様の姿に気づき小人パニックはおさまるがみんな頭の上に?が浮かぶ

寝ぼけ眼で巨人はしばらく王様を見つめてから動き始めた

立ち上がった巨人はかなりの迫力で また一緒にいるのが小人なのでものすごいコントラストだった

巨人は寝ていた場所をサッと整え 室内の布を取り 灯りをつけ 準備ができると

王様の前に来て いらっしゃいと言う様にただにっこりと迎えてくれた

巨人が寝ていたのは大きな大きなキッチンカウンターで

布がかけられていたのは全てテーブルと椅子だった

明るくなった室内を見渡すと木製の内装も古びているがかわいくて

壁には写真の額がいくつもかけられていた

そう此処はなんとカフェだった

雪で凍えるみんなを暖めるために王様は無言でここを目指し辿り着き巨人を起こした

そして巨人はその姿がデカいが為に恐れられていたけれど、実は心優しい料理好きだった

もともと無口な王様だけど無言で進んだのは カフェがまだあるか不明だったからかもしれない

でもここへ来ればカフェが閉店していたとしてもトンネルだし寒さはまだ凌げる

王様ってさすがにすごいなと思った

小人たちとわたしはそれぞれすきなテーブルに着き あたたかいその巨人カフェで

すっかり気が緩んでニコニコしていた

あたたかくて甘いチャイや お酒をのんだ

巨人は言葉を発さないけれど やさしい顔をしていて

たくさんおいしい料理を作りどんどん出てきた

みんなたくさん食べてとにかくしあわせになった 踊っている小人もいた

わたしもたのしくて たくさん食べていたけど

チョコレートケーキのあと少しのかけらがまだ残ってるお皿がどこかにいってしまい

そのお皿を探していた

入口の階段で酔っぱらった小人の二人がどちらが真っ直ぐ階段を登れるか大会であそんでいたけれど

わたしが来たら絡み酒大会になった

お酒よりもわたしのアタマはチョコレートケーキだったので二人にも聞くが酔っ払い相手じゃ全く会話にならず

誰に聞いてもどこを探してもチョコレートケーキは見つからない

濃厚で甘くおいしいあぁ愛しのチョコレートケーキ…
すると、まーちゃんがテーブルからわたしの名前を何度も呼ぶ

ケーキ探しを止めて戻ると、まーちゃんと王様がにこにこして座っている

まーちゃんが

「みっちゃん あとこれだけ食べたらデザートにケーキが食べられるよ♡」

と言った ご飯を食べない子供に話すみたいにやさしかったし そういえば

まーちゃんはいつの間にかそこに座っていたけれど違和感なく当たり前だった

小人の王様は まーちゃんの言う通りとでも言わんばかりにゆっくりと何度もうなずいている

え?でも今わたしケーキ食べてたんだよ まだ残ってるはずなんだけど探してて

それにわたしまだまだ食べられるよ と話すも二人は聞いていない

そんなに食べてもいいなんてラッキーだし まぁいいか だけど

あの食べかけのチョコレートケーキ何処いっちゃったんだろうと思っているうちに

「あとこれだけ食べたら」のお皿がテーブルに並んだ

それは巨人の得意料理 色とりどりに美しい 盛り付けがちょっと変わっているなんとも美味しそうな握り寿司だった

お寿司ってなんて御馳走なんだろう しかも握り寿司なんていつ振りだろう

わたしはもくもくとおいしい握り寿司を頬張り 一生食べ続けていたいと思った

「このにんにくのお寿司おいしいね」 とまーちゃんが言ってハッとする

おいしいけど どれが何だったか分からない

もったいない 別に大食い選手権をやってるわけじゃないのに

わたし ちゃんと味わいもせずにがっついてしまったと申し訳なくなったのに

「ほんとおいしいねー」とか言って誤摩化してしまった

その事について何も言わないけれど小人の王様にはバレていた

それにも気づかない振りをして わたしはお寿司に意識を戻した

「あとこれだけ食べたら」が 握り寿司でこのあとケーキも食べられるなんて!

ずっと御馳走だしすごくたっぷりでなんて贅沢なんだうれしいなと思いながら

愛情込めて巨人が作ってくれた残りのお寿司をゆっくりとよく味わって食べていた

にこやかに 一人でキッチンとホールをこなす巨人は常に動いている

巨人だから大きいけどその動きはさらっと空気のようで店の雰囲気と客人の邪魔をしない

よく仕事のできる というか 素敵な仕事の仕方をする人だった

その巨人が下げてきたお皿の一つに わたしの食べかけのチョコレートケーキがあった

あ!あった!それまだ食べてるの!残したんじゃなくて探してたの!と巨人に言うけど

巨人には言葉が通じない 他のお皿と共にシンクへ流されてしまった

お寿司をまだ食べながら 流されていく食べかけのチョコレートケーキに思いを馳せるというなんとも欲張りなわたしはキッチンカウンターを見つめてしまっていた

そこに立つ巨人が目か超音波か念力みたいなもので話しかけて来た

このあとケーキを出すからそれを食べたらいいじゃない

あせりなさんな

って ゆめをみた

日記の題名なんだろなーと そしたら

『寿司ケーキ 』

子供の頃ゆりちゃんのおばちゃんが

超巨大でカラフルな押し寿司をよく作っていて

その名前が寿司ケーキだった

夢とは関係ないけど

あれすごかったな

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ゆきモリモリ

01/09 夜中から
ここ天草福連木も大雪が降りました


(2018 一面まっしろ)

午前中 親方からだいじょぶかーって電話
天草のやさしいおとうちゃん ありがとうございます☆

一昨年 テント野暮らしの冬に大雪が降って
あの時も夜中にたくさん降って テントが潰れてしまい
まだ薄暗い夜明けとともに家の中に移動した

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(2016 雪で潰れたテントさん)

急遽室内にビニールを張って 室内ビニールハウスでしばらく暮らした
工事前の家は穴があいていたりすごい状態で、家の中で雪かきしたり笑
避難して来て出れなくなった小鳥を逃がしたり笑 てんやわんやおもしろかったけど
正直 テントの方が快適だった笑

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(2016 室内ビニールハウス)

この時を知ってる親方と電話で『あの時は〜!』としみじみ☆
その後の工事でとにかく隙間を塞いでくれたので なんとすきま風がほぼありません☆
今まで炭と薪風呂で暖をとっていたけど(野暮らし時代はロケットストーブも)
去年の春に 友達が電気こたつを持って来てくれて
年末には遂に 薪ストーブがついた!


(2018 ポカポカ薪ストーブ)

大雪で閉じこもってる間
こんなにあったかいなんて
いろいろ間に合ってないからまだ寒いけど でも あったかい
室内であたたまることができるなんて! 室温が上がるってのが
もう 感無量で もう本当にすごい進化で すごくうれしかった

そしてテント時代みたいに 薪でごはんが作れる
朝のコーヒー用のお湯以外はガスを使わなくてすんだ
やっぱり火で作るごはんはとってもおいしいな
洗濯物もよく乾くし
こんなに贅沢でいいんだろうかと
感謝でいっぱいでした


(2018 おもちを焼く)

急いで用意した薪は お風呂とストーブ両方使うと減りが早くてソワソワした
いつもギリギリまで我慢するけど
こういう時のためにあるんだよな きっと と、ゆきの間はけっこう使ってみました
あぁ これが人間の暮らしか〜 大げさかもしれないけど
寒いときにあたたまれるってほんとうにほんとうにしあわせ!

うちは電気も水道もあるし、これを書いてるのもコンピューター
インターネットも遅いけどあるし、現代的な暮らしの方だと思う中で
ここで物を作っていくにはやっぱりまだ わたしには大変で
特に寒かったり暑かったり天気が極端なときは 暮らしで精一杯になってしまう日々です
これから もう少し簡単に 手際よく上手に暮らす工夫をして
作ることに集中できるサイクルにしたい

こたつはすごく有難いけど動けなくなる笑 そして電気だから控えめに
今年はもっと薪チェックしよう
冬用仕切りの扉とか大工さんちっく仕事もがんばろう

などなど
ゆきの間はいろいろじっくり考えたり 調べたり 仕込んだり作曲したりしていました
でも やけにおなかがすいて不思議だった 寒いと体力つかうのかしらね


(2018 まさかの天草でつらら 高麗人参みたい)

ゆきで顔型をやってみたらだんだん上達して わたしはおもしろくなっちゃたけれど
妹から コワイー!!!なんでなんで!?と
いとこのお兄ちゃんはデスマスクを連想
どっひゃー!大爆笑かと思ったけど 改めて見てこれをシュールとよぶのかと
おネェちゃんは反省しました


(2018 雪顔型練習の跡 写ってないけどもっといっぱいあった)

そこまで降らないだろうと
思っていたけど一昨年と同じくらいガッツリ降ってきたゆき
あの時40年振りの大雪だったのに、また降っちゃった
これからそういう時代ってことかな からだが強くなりそう
南国時々雪国天草だったらいそがしいな 農家さんだいじょぶかな


(2018 あれ屋根長いなーと思ったら雪だった)

毎年こうなったらつらいけど
ゆきはやっぱりきれいでした

(2018 陽暮れと雪融けシャイニ〜)

これを書いている今日は雪もすっかりとけて 日中は1月だというのに謎の18℃!
そして夜中は雷雨ゴゥゴゥ はげしい天気
明日 どこも崩れてないといいな
雷だと思いたい音にドキドキしながら

池田くんのはたけ

11/10〜1週間 鹿児島 頴娃町に行ってきました。
池田くんのはたけにて、勉強しながらおしごとさせてもらいました。


( いんげんさん こんにちわ)

池田くんは本気農家さんで、オクラとインゲンとスナップえんどうを作っています。
広い広いビニールハウスで、普段は池田くん一人で作っています。
これから寒くなるので ビニールハウスを整えたり、伸びてくるスナップさんのヒゲがつかむ網を張ったり、オクラのはたけの草刈りなどなどをしました。


( スナップえんどう フリフリちゃん)

あ スナップさんの種をひとうね植えました。ちゃんと生えてきてください。


( ビニールハウスのビニールをとめているところ)

頴娃町はほとんどの時間、風がふいていました。
だから ビニールを張るタイミングが大事だったり、ちょっとした隙間からビリビリになったり あと小さい芽が倒れないでいてくれる事とか、ビニールハウスは露地栽培と違って
長期間栽培できるけど、そのための気配りがすごくたくさんあって
本当にすごい。


( いんげんさんお花 まんなかくるくる)

こうやって作ってくれる農家さんがいて、街のスーパーに野菜が
いつも並んでたくさんの人がごはん食べれているんだと、しみじみと思いました。


( オクラさんはたけ*びふぉあ)

一人でも片手でひろげられるビニールや紐の結び方やたたみ方、
きっちりやるところと、やらないところの見極め方、
一人作業をしてるときに大事になるポイントを、はたけでの事や
日々のなかでたくさんおしえてもらいました。
いろんなことは いろんなこととつながってる。


(オクラさんはたけ*アフター)

あと、ごはんをたくさん作らせてもらってうれしかったです。
普段ひとりだと適当にしか作らなくて、段取りとか悪くなっていてかなしかったので
リクエストをきいたり お酒に合わせて作ったり たべたいものを想像して作ってたべたり
意見をきいたり、教えてもらったり、ごはんって、やっぱり、だいすき。
ひさびさにたべた焼きおにぎりにはまりそうです。


( いけだくん にいさん ワタス)

あと、池田くんのお友達のにいさんねえさん夫妻に会えて うれしかった。
にいさんねえさん夫妻も農家さんで、にいさんは作り手で、
針金の作品を作ったりしていて すごくかわいい。
いろんな話が出来てまたうれしかったです。


( 鹿児島 頴娃町 Art Works にいさんの作品 )

このムニョムニョの曲線がたまらず。お家にかざりました。
ありがとう!また会いたいです。

あと、うたをうたったり、池田くんにギターを教えてもらいました。
ギター 奥が深い。ギターやっぱりかっこいい。
練習がんばる。あと、知らなかった曲も聴けてたのしかった。


( 衝撃的だったスーパーの丸ごと鰹節)

スーパーに行ったら鰹節がまるまるふつうに売っていてびっくりした!!!
いつか削りたての鰹節でごはんたべてみたい。
鹿児島も広いから地域によって違うだろうけど、見た事ない食材があっておもしろかったです。せせり(とりさし)おいしかった。

( すてき親子 )

最終日 いけだくんのむすめちゃんとあそびました。
やさしいおんなのこ。かわいかった。ありがとうね。

いけだくんは友達だけど、すごい先輩で
改めて すごい人だなとおもいました。
たくさん学ばせてくれて どうもありがとうございます!

まじで すごい。こんな大人にわたしもなりたい。
本当にすごい。


( いんげんさん ビニールハウス 中二重=なかにじゅう=)

たのしかったし、盛沢山で 今はそれを反芻しながら書いているけど 大事なことがいっぱいすごくてまだソワソワというかもりもりします。

人生はいいこともそうでないこともあるけれど、とにかくドキドキします。日々精進。
いけだくん ほんとうにどうもありがとう!
これからまた天草でがんばりまっす!

おもしろ人生。


はたけから薩摩富士が見えました。おかげで方向がわかる。

2ねん

10/24 お母さんから引き離され

恐怖で震えて おしっこまみれで

突然に彼がやってきた日。

真夜中 稟と立ち月に照らされた美しい彼と3時間に及ぶ会議の末

わたしたちは一緒に暮らした。

メリーと出会えて2年が経ちました。

今はからだは無いけれど

かけがえのないわたしの家族

merry lasting peace

会いにきてくれてありがとう

あいしているよ

こころから

ほんとうに新月だった

ばびちゃんと電話で話してねむったら金縛りに何回もあった

ものすごい強烈で

なんとか逃れようと目をあけると

窓の向こうの電線から火花が散った

金縛りがパワフル過ぎて わたしを通過してわたしの目からエネルギーみたいなものが飛び出す為 わたしの視線の先にあるものが爆発してしまうからだった

やばい 火事になっちゃう

目も開けられない

もがき続けていたら

一瞬ゆるんだので その隙に一気に起きて金縛りから逃れた

こりゃひとりじゃだめだと

リダイヤルでばびちゃんに電話した

ばびちゃんは三茶のひつじスタジオで録音中で忙しかった

ひつじスタジオのその一室はガラス張りで中が全部 絵で かわいかった

すぐに誰かに電話を代わった

出たのは池田くんだった

鹿児島から東京に行ってるらしい

池田くんに説明して とにかく

ひとりじゃまた難しいから電話したと

話すと

俺は金縛りにあったら相手の腕をとって投げ飛ばすと言った

や 触るのかい!触れるのかい⁈

凄すぎる わたしにはハードすぎる

そうなんだ…とだまるわたしに

池田くんは

言うても

そりゃあれやな

新月

新月で荒れてんだよ

新月と暦も見ずに言える池田くんはさすがの鋭さで

そっか と納得しつつも

こわかったわたしは

だけどー!だけどー!火花がー!

と言ってしまうのを

だから新月だからだよ

の一発でおさめられ

そっか!と

理由が分かって安心した

すると外が騒がしい

いつの間にか朝が来ていて

たくさんの人がうちの方へ登ってくる

えー!今日草刈りかなんかだった?

とびっくりして

電話の池田くんにちょっとまってねといって

窓を開けて女の人にきく

女の人はオバQに似ていた

今日なんかあるんですか?

…くんが飛ぶんです

え?sonくん?天草で?

いや スンくんです

へ〜

スンくんってだれ?と思いながらそうなんですね

と窓をしめた

窓はなぜかくるくる回す

車のまどだった

スンくんらしき人は空色のツナギを着て白いヘルメットをかぶりデカイ羽をつけている 後ろにはヘリコプター

取り囲む人々が拍手していた

電話の池田くんにだいじょぶだったーと戻ると おまえのいまの嘘くさい話し方はなんなんだ!と叱られた

説明したかったけど まだ町の人がいて聞き耳を立てているので話し辛く

叱られたままになった

池田くんはまぁいいけど といって

別の話をしていたら電話がとぎれた

あれ?っと思ったら受話器がない

しゃべりながら目が覚めた

ゆめだった

あ〜 こわかったけど

ゆめでよかった〜

新月か〜 ホッとした〜

とおもって またねた

神奈川県の小さな港町

中華風の鳥居をくぐると

中央の奥に神社

右手に団地

左手に建増しを重ねたために入り組んだ低いビル

そのビルの入口から階段で2階に上がると1フロア広々とひつじスタジオがあった

ほんとだ〜!神社の中にあるんだね!

学校の教室みたいに一面は窓で

窓の向こうには海がみえた

港は晴れてて 海が遠くまで

キラキラ光っていた

ばびちゃんは海を見ながら

仕事したり音楽つくったりする

疲れたら海で休憩

ここを選んだんだな〜

よくみつけたね いいねぇ

わたしは海の写真を撮った

ひつじスタジオがここにきた時

町の人が総勢でお祝いしてくれたそう

階段を下りて また鳥居をくぐり

神社を出てすぐ左に行くと

商店街の入口

門はまた中華風でこちらはド派手でカラフル かわいい

小さな商店街の左手3軒目あたり

隠れひつじスタジオがある

ミュージシャンや作り手のたまり場的な所で 作業をしたり 会議をしたり 集まるところ

なんでも好きなものが置いてある

ばびちゃんは最近ビンテージものに少しはまっていて オークションで買ってきたかっこいい冷蔵庫が

現役で動いていた

その他 巨大な蓄音機のような形をした古いライターの販売機 タバコじゃなくてライター ライターにはそれぞれメンバーの名前が書いてあった

通りに出るとばびちゃんと数人が撮影していた 何か手伝うよ〜と言おうとしたら撮影が始まっちゃったのであわてて離れ また部屋にもどった

よくみると 壊れた冷蔵庫に電球が入って照明になっていたり オブジェとして置いてあったり とにかく冷蔵庫がいっぱいあった

みんなが撮影から帰ってくる間にお茶でもいれようかと思ってたら

いろんな人が集まってきて

宴会ちっくになった

なんかおもしろい家族がいて

話していたら 千倉から天草へ引っ越してきたというので

わたし千倉出身だよ〜あら〜と

親近感がわく

彼らは天草に来る前に熊本でレモンと葉物野菜の職業訓練を受けたそうで

レモンは作るといっていた

神奈川にいるはずなのに

天草とごっちゃになったけど

ばびちゃんたちが撮影からもどってきて 神奈川になった

ばびちゃんはそのユニットのメンバーでプロデュースもしているので

予定がつまっていた

あれ?ひつじスタジオ三茶じゃなかったっけ?と聞いたら

こっち(神奈川)はたまにしかこないといっていた

ひつじスタジオ神奈川支店

みんながわいわい騒がしい中

メガネの子が時間調整をしている

今日は知り合いのバンド何組かライヴがあるらしい

ばびちゃんは聞いてなかったよ〜聞いてたらもうちょい考えたけど

今日はもうしんどいから帰る と

あ〜 電話だけでもいれとこっかな と

そっか〜 なんかわいわいしてる中

今日はみつ以外にも帰ってきてる人が何人かいて横浜で

ライヴがあるらしいと

説明してくれた

わたしは透明の一升瓶を洗って

持って帰ろうとIKEAの袋に入れようとしたら瓶の底が割れて抜けていた

あぶないけど 包むものもない

しょうがないなぁと

気をつけて帰ろうとおもった

高校生の女の子が2人やってきた

彼らのファンらしく ステッカー貼りを頼まれて喜んで出て行った

もうすぐ17じになろうとしていた

その先のセブンイレブンは18じで閉まるらしい

袋を貰うならそこに行くしかない

わいわいガヤガヤ

季節はカラッとした真夏だった

なんとなく

目が覚めた

ゆめ2本立て

後で調べたらほんとうに新月だった


午後

三茶のひつじスタジオから

マイクが届いた

喜びと緊張でゾワゾワする

枕本トクロウ氏 ありがとう!!!

すみちゃん

7月後半、突然の鼻水洪水から ずっと 空咳と鼻水が続いていた。

鼻水が前(鼻の穴)から出ず気管に下りしてまうので、横になるとたまり

それを吐き出そうとする咳で夜は眠れない。

今月に入り、だるい日々。

たるんでいると焦ったら、それは、風邪だった。

レンコン生絞り汁と梅醤番茶、薪風呂に浸かるも、微熱続き。

咳でやっぱり夜は眠れない。だるくすっきりおわらない風邪。

だけど、その日がやってきたのでひとまず風邪は無視した。

東京から、すみちゃんがやってきた。

(焼酎の品揃えに大興奮のすみちゃん)

すみちゃんは、15年くらい前からALASKA.を聴きにきてくれている人。

ちょうど仕事で久留米にきたので、残りの休日に会いにきてくれた。

すみちゃんは、ライヴに来てくれる。でも

ライヴのときは、おわってからしかはなせないから、あんまりゆっくりした時間がない。

だけど、わたしはすみちゃんに絶大なる信頼と尊敬を持っている。

すみちゃんは、観音菩薩さんみたいな空気をかもしだす。

でも、すみちゃんは ただ すみちゃんをやっているだけである。

そんなに知らないけど、わたしはすみちゃんがすき。

だから、すみちゃんが来るといったら 断らないと決めていた。

そして、すみちゃんは天草まで来た。

2泊3日。

海に行って、家でくつろいで、たくさん話して たのしかった。

下田温泉によったら偶然親方に会って、立派な伊勢エビを持たせてくれた。

生まれて初めて生きている伊勢エビをさばいた。

切った後も身がプリプリと動いていた。

頭と殻は味噌汁にした。

一人だったら、ドキドキに苛まれて

こんなに真剣においしくしようと思えなかったかもしれない。

でも、おいしかった。

野菜屑を埋めに畑にいったら、すみちゃんが地面に散らばる栗をみつけた。

ピカピカの栗がたくさんおちていた。

メリーのお墓の所の木が山栗だったことが分かり、

そのピカピカの栗を拾って栗ごはんにした。

おいしかった。

帰る前日の夜というかほぼ朝方、すみちゃんに感謝を込めてうたいまくった。

すみちゃんは、わたしももう持っていない程古い外国でのALASKA.ライヴ音源まで愛聴していた。

うれしくて感動した。

すみちゃんは、お客さんかもしれない。

でも、わたしには特別な人。

ALASKA.の活動は、かれこれ20年以上になるけど波がある。

ママの病気の看病や、自身の気が落ち込みすぎた時などは休んできた。

又、今も作業に明け暮れて活動としては下火である。

作曲はいつもしていても、そのブランクから活動再開する時はすごく大変なのだが

何事もなかったかの様に、ダイレクトメールもしてないのに

すみちゃんはひょっこり来てくれる。

ききたかったんだよ~って。

わたしがどんなに不安でも

なにがあっても

きいてくれるひとがいる。

ききたいとおもってくれるひとがいる。

歌い手として

そんな素敵な人がいてくれるなんて

わたしはなんて幸運なんだろう。

この作業中の天草のSTUDIOにきても

たのしそうに満喫してくれる。

ありがとう。

わたし

作って

うたっていくからね。

これからもよろしくね。

次回は、ケンヤやタタラちゃんや御一行であそびにきてね。

すみちゃんをバス停まで送って

漸く、発熱した。

月末月始に遠出するので、念のため病院に行ってみたけど

久々の病院はちょーてきとーで質問には一切答えてくれなかった。

質問する人がいないのだろうか?医師や薬剤師は怪訝な顔で薬の効能のみを述べたが、それはプリントに書いてあるので読めば分かる事であり又、残念ながら質問に対する答えではなかった。

仕方がないのであきらめた。

お金の無駄遣いだったかもしれない。

一応、薬はもらったけど、飲む前にもうすぐ治りそうです。

すみちゃんは、多分、わたしを調律しにきてくれたんだと思う。

すみちゃん

ありがとう。