ことしはメリーと喜久江おばあちゃんの初盆だった
やんごめくいくい おみずのみのみ
このあかりをたよりにおかえりなさい
迎え火と送り火での言葉
迎え火だと最後のところが お戻りなさい だったかもしれない
でも おうちにかえってくるから おかえり かな
じゃあ 送るときはお戻りなさいだったのかな
わからないけど 両方 おかえりなさい と言った
提灯がないから kappa堂さんのお香をつけて
きゅうりをもって迎えにいき 送りにいった
お盆の間も わたしはずっと作業だった
何があったわけでもないけど
ふしぎなことに しあわせいっぱいだった
メリーをかんじた
八重子おばあちゃんもちょっときた
わたしには『みどりのつき』というなまえのうたがあって
このうたは お盆に 八重子おばあちゃんにかいたうたです
なんだかうれしくてひさしぶりに大爆笑した
お盆っていいなとおもった
たくさんのご先祖様
ともだち
ともだちの家族
おもいつく人々へありがとうと話をした
メリーはしんでしまった だから とうめいだけど
こんなにあいにあふれているなんて
どれだけメリーはすごいんだろう
メリー ありがとう だいすき
0806 広島
0809 長崎
0815 終戦
かなしい出来事は まだまだ たくさんある
簡易的ないのりでは
この世のへいわには とおいかもしれないけど
山から黙祷をした
たくさんのたましいとその御家族は
しあわせなお盆を過ごせたのだろうか
せめてお盆の間は
しあわせに過ごせているといいな
おもいを馳せる
わたし
戦争は、しません。